バネ指の手術には大きく分けて2つの手術方法が存在します。
第三期段階のばね指では、手術療法以外に回復の見込みは薄い為、いずれかの手術を検討する事となります。
この2つの手術方法とは
●腱鞘切開術
●内視鏡手術
の2つの手術方法です。
最もオーソドックスで、手術事例も多い手術方法が前者の「腱鞘切開術」です。
そして、まだ事例は多いとは言えませんが、近年注目を集めているのが「内視鏡手術」です。
バネ指の治療の際、保存療法で効果が現れない場合は、基本的に手術療法を検討する事となります。
バネ指の手術では基本的に腱鞘の切開を行う
●腱鞘切開手術
が手術の基本となります。
腱鞘切開手術では手術の際に「局所麻酔」を行い、
●中手指節間関節掌側
に約0.7~1.2cmほどの皮膚切開を行い、腱鞘内の腫瘤を取り除きます。
腱鞘切開手術では、直接皮膚を切開し、手術を行います。
この際に、
●屈筋腱の癒着
がある場合は、それらを全て剥がし、正常な状態に復元していきます。
尚、ばね指の治療に関しては手術による治療法に大きな効果があるのも特徴です。
保存療法によるばね指の完治率は
●約30~40%
程度と言われており、加齢に伴い完治する可能性、及び確立が低くなる傾向にあるのも事実です。
手術療法による完治率は60%以上と完治率も高い事もあるので、手術を検討する際は、これらの点もふまえて検討することが重要といえます。