ばね指は成人女性に多く発症する傾向にありますが、稀に乳幼児や子供にも発症するケースが見られます。
これらの子供のばね指は使いすぎなどの原因ではなく
●先天的要因
が大きな発症原因として考えられております。
尚、乳幼児や子供のばね指の発症の90%以上は
●母指(親指)
に発症し、部位的には指の付け根が大半のケースを占めます。
乳幼児がばね指を発症するケースでは、成人のばね指症状と異なる症状を発症するケースが確認されております。
中でも、乳幼児のばね指では、指の軟骨組織が固まってしまうことによって
●関節そのものが動かなくなるケース
も確認されております。
この関節内の組織が硬直してしまう症状を、その症状の特徴から
●剛直指(ごうちょくし)
と呼びますが、この剛直指は乳幼児のばれ指症状で見られる最大の特徴です。
乳幼児・子供のばね指の治療は基本的に、指を強制的に伸ばした状態を装具などで維持する
●装具療法
と呼ばれる治療を行っていきます。
尚、乳幼児や子供のバネ指の装具などによる保存療法の完治率は
●約50%以上
と成人と比較しても完治率が非常に高い傾向にあります。